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千鳥工房日記
千鳥工房の日記というか、管理人の個人的な日記。サイトの更新情報等も載ります。
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更新しようしようと思い続けて早○ヶ月。
でもなかなか更新できないので、
実はほそぼそと書いていたシリーズものをちょっぴり公開してみます。
名前変換はありません。


「え、雑炊…?」
「はい、雑炊です」

タソガレドキ忍軍のおかん…こと、諸泉尊奈門さんが台所に来たと思ったら、
竹筒に雑炊を入れてくれ、とのこと。
竹筒に入れる、という以上、おそらく携帯するということなのだろうが、

「あの、おにぎりを握ってほしい、ではなくて…?」
「はい。おにぎりじゃなくて、雑炊なんです…」

尊奈門さんが心底困ったようにそう言うものだから、
私はわけが分からないながらも雑炊を作り、竹筒に熱々のそれを入れて、彼に手渡した。



<(1)女中は聞いた!>



竹筒入り雑炊を手に入れたことを大げさなほどに喜びながら、走り去った尊奈門さん。
彼の口ぶりから察するに、竹筒は尊奈門さんが使うわけではなさそうだが…。

「…どういうことなのかしら」

女中業を始めてからもう七年になるが、雑炊を竹筒に入れたのは初めてだ。
何か食べるものを、と言われて雑炊を作って出したことはあるが、竹筒に入れたことはない。
携帯する食料が欲しいという申し出があった時も、
大抵は「おにぎりを握ってくれ」とか、「干飯を分けてほしい」とかだったし…。

「…まぁ、いいか」

幾ら考えたところで私に分かるわけもない。
人には人の事情があるのだし。

その後、タソガレドキ忍軍組頭の雑渡さんという人が、竹筒から雑炊を飲んで咽せたという話を聞いたが…まさかね。



雑渡さんを書きたくて、色々ねつ造。

書いた日:2009年11月1日

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最近、新たに女中が雇われた。
人を雇うとなれば、当然間者が紛れ込む危険性がある。
そのため、雇われた者の一定期間の監視はタソガレドキ忍軍の任務の一つであるのだが…。

「…アイツは何で監視対象から雑炊をご馳走になっているんだ…?」

部下の諸泉尊奈門が、監視対象である女中と仲良さげに話をしながら、雑炊をご馳走になっている。
探る手段の一つとして対象に接することはあるから、その行動を問題視しているわけではない。
問題は…

「旨そうだ…」

…そう。
湯気をほかほかと立てた旨そうな雑炊を、尊奈門がこれまた旨そうに喰っているのが問題なわけで。
…あれは芝居じゃない。
本気で旨いと思っている。
最近ろくな食事を取っていない私に対するあてつけか…じゃない、忍者が食べ物で懐柔されてどうする!


<(2)組頭は見た!泣いた!そして咽せた!>


そんなわけで。

「…旨い雑炊が食べたい」
「何ですか、突然」

尊奈門が私の部屋の掃除をしに来た時に、訴えてみた。
尊奈門は雑巾を絞りながら、呆れたように私を見る。

「最近ろくな物を喰ってなくてな…」

おかげで傷の治りが悪くて困ったもんだ、と私はため息をついた。
私の身体は、些細な傷でも膿みやすい。
そのため、包帯が手放せない。
常に包帯でぐるぐる巻きだ。

「…いいなぁ、雑炊」
「雑炊雑炊うるさいですよ、組頭」
「…お前はいいよなぁ…雑炊喰えて」
「は?あ、もしかして見てたんですか?」
「見てた。超旨そうだった…ぐすっ」
「何で泣くんですか!?」

基本、私に関する家事の類いは尊奈門が担当してくれているが、食事だけは別だ。
尊奈門の料理の腕は『見た目は普通、味は壊滅的』なので(ちなみに私も料理は下手だ)、
外に食べに行くか、城の食堂に行くしかない。
が、タソガレドキ城の食堂は食べ続けると飽きる味で、およそ家庭的な味とは言い難い。
…あぁ、まずいな。
本当に羨ましくなってきた。
一人しくしくと部屋の隅で体育座りをして食事に思いを馳せていると、
いつの間にかかなりの時間が経っていたらしく、腹がグゥと鳴って我に返った。
掃除は既に終わったようで、尊奈門の姿もない。

「…腹減った」

食堂に、行くか。
そう思って、その場を立ち上がった時だった。

「組頭」

部屋の外から私を呼ぶ声が聞こえて、尊奈門が現れ、

「ん?何だ?」
「これを」

やおら竹筒を手渡される。

「組頭のために、貰ってきました」
「?」

何のことか分からなかったが、おそらく茶だろうと思った私は喉が渇いていたこともあって、
迷わずストローの刺さったそれに口をつけ、

「ぶっほっっっ!?!?!?」

その中身に盛大に咽せたのだった。




46巻で伏木蔵が咽せる前に、実は雑渡さんも咽せてたっていう。

書いた日:2009年11月1日
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はじめまして!
こんばんは、菫と申します。
千鳥工房様には高校生(今は大学生です)の頃に
友人に紹介してもらってからお邪魔させていただくようになりました。
コメントさせて戴くのは初めてなので
なにか不手際があったらすいません(´・ω・`)

友人からは「忍たまモノの夢小説サイト」ということで紹介してもらったのですが、
忍たまはもちろんのこと
クロスオーバーの薬売りさんにもガンハマりしてしまうという…!

この記事の諸泉君と雑渡さんもなかなか…(´∀`)
しかしながら、竹筒に入っているとはいえ
お茶と雑炊を間違えるとは。
重さで気づきそうなものですけどねえ…(遠い目)
そんな雑渡さんも可愛くて好きですけど!!
またこんな感じの彼らを書いてください…!

初コメントで長文乱文ほんと失礼しました(滝汗)
お体に気をつけてご自分のペースでゆったり更新がんばってくださいね~(σ・∀・)σ
2009/11/22(Sun)22:48:32 編集
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HN:京塚 匠()
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趣味:読書、創作、猫と遊ぶ事
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